How-to
免税対応と自社ECサイトを連携させる方法|インバウンド需要をオンラインで取り込む

日本を訪れた外国人観光客が帰国後も購入を続けたいと感じた場合、自社 EC サイトへの誘導が新たな売上につながります。一方で、EC サイトでの免税対応には実店舗とは異なる仕組みが必要です。 この記事では、免税対応の実店舗を持つ事業者が、自社 EC サイトとの連携を通じてインバウンド需要を継続的に取り込むための方法を解説します。
日本を訪れた外国人観光客が帰国後も購入を続けたいと感じた場合、自社 EC サイトへの誘導が新たな売上につながります。一方で、EC サイトでの免税対応には実店舗とは異なる仕組みが必要です。
この記事では、免税対応の実店舗を持つ事業者が、自社 EC サイトとの連携を通じてインバウンド需要を継続的に取り込むための方法を解説します。
■ 実店舗でのインバウンド体験をECにつなぐ意義
外国人観光客が日本を訪れて免税で購入したものを気に入り、帰国後も同じものを購入したいと思った場合、その需要を取り込める仕組みがあるかどうかで売上の継続性が大きく変わります。
リピート購入はインバウンド売上の重要な柱のひとつです。観光客は毎年日本を訪れるわけではないため、来店時の体験を起点に EC サイトへの誘導ができれば、来日していない期間にも売上が発生する可能性があります。
実店舗での免税購入体験は、購入者との信頼関係を構築する機会でもあります。スタッフとの丁寧なやりとり・商品説明・満足のいく手続き対応が、「この店のオンラインストアでも買いたい」という動機につながります。
EC サイトへの誘導は、来店時に QR コードを渡す・ショッピングバッグにサイトの URL を印刷する・領収書に EC サイトの案内を記載するなど、シンプルな方法から始めることができます。多言語対応の EC サイトを準備しておくことで、外国人購入者が帰国後も使いやすい環境をつくれます。
■ ECサイトでの海外向け販売と免税の関係
EC サイトでの海外向け販売(越境 EC)は、実店舗での免税販売(輸出物品販売場制度)とは仕組みが異なります。この点を正確に理解しておくことが重要です。
越境 EC で商品を海外に送る場合、消費税の輸出免税(輸出取引としての免税)の対象となる場合があります。ただし、この制度は実店舗での免税販売とは要件・手続きが異なるため、混同しないよう注意してください。
越境 EC での消費税の取り扱いについては、輸出証明書類の整備・申告方法を含めて顧問税理士に確認することをおすすめします。対象要件を満たさずに免税処理を行うと、申告誤りになる可能性があります。
国際配送においては、輸出規制品・禁止品目・関税の問題も発生します。送付先の国ごとに持ち込み規制が異なるため、取り扱い商品が規制対象でないかを確認してから販売を行ってください。
EC サイトでの決済は、PayPal や国際クレジットカードに対応することが基本です。中国向けには Alipay International・WeChat Pay Global に対応することも検討する価値があります。
■ インバウンド体験からECへのスムーズな誘導方法
実店舗でのインバウンド体験を EC へとつなぐための具体的な誘導方法をご紹介します。
購入後のフォローとして、多言語のサンクスカードを渡すことが効果的です。カードには「またのご来店をお待ちしています」という言葉とともに、EC サイトの URL や SNS アカウントの QR コードを記載してください。
LINE 公式アカウントや WeChat 公式アカウントへの友達追加を促すことも有効です。アカウントに登録してもらうことで、来日後も新商品情報・セール情報を届け、再購入につなげることができます。
Instagram などの SNS で商品の多言語発信を行い、購入者が帰国後もフォローし続けてもらえる状態をつくることも大切です。実店舗での購入体験を思い出させる投稿は、リピート購入の動機づけとして機能します。
EC サイトの多言語化は、外国人購入者が帰国後に使いやすい環境の基本条件です。英語・中国語・韓国語の最低限の対応をまずは整えることから始めてください。
免税管理システムで蓄積した購入者データと EC サイトのデータを連携させることで、より精度の高いリピートマーケティングが可能になります。PIE VATについての詳細は https://pievat.com/japan/feature/list でご確認ください。
■ 越境EC運営のリスクと対策
越境 EC を始めるときには、いくつかのリスクを事前に把握し、適切な対策をとることが重要です。
配送に関するリスクとして、紛失・破損・配送遅延があります。国際配送は国内配送よりもリスクが高いため、追跡可能な配送サービスを選び、梱包を厳重に行ってください。紛失・破損時の補償方針を事前に明確にし、購入者に伝えておくことがトラブル防止につながります。
関税・輸入規制のリスクも考慮が必要です。購入者の国によっては、ものの輸入に関税や規制が適用される場合があります。これらの費用・手続きは購入者負担であることを事前に説明し、購入者がわかったうえで購入できるよう情報を提供してください。
言語・文化の違いによるトラブルも発生しやすいです。返品・交換ポリシー・使用方法・アレルギー表示などの重要な情報は、購入者の言語で正確に伝えることが大切です。
決済セキュリティの確保も欠かせません。国際的な決済に対応した安全な決済システムを使い、個人情報・クレジットカード情報の保護に万全を期してください。越境 EC は新たな売上の柱となる可能性を持つ一方で、運営には相応の準備と知識が必要です。段階的に規模を拡大しながら、リスク管理を徹底して進めることをおすすめします。

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