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インバウンドMEOとは?免税店が訪日客に見つかる7つの対策を解説

How-to

インバウンドMEOとは?免税店が訪日客に見つかる7つの対策を解説

「訪日のお客様は、どうやってうちの店を見つけているのだろう」——免税対応を始めた店舗様から、よくいただくご質問です。スマートフォンを手に街を歩く旅行者にとって、最初の接点はGoogleマップであることが少なくありません。インバウンドMEOとは、そのGoogleマップ上で訪日外国人に自店を見つけてもらうための対策です。この記事では、Googleが公式に示す順位の決まり方をふまえ、免税店・小売店舗が今日から実行できる7つの施策と、2026年11月の免税制度改正を見据えた発信の変え方を確認していきます。

この記事のポイント

  • MEOは「Googleマップで見つけてもらう」対策のこと。 Googleの公式な呼び方は「ローカル検索結果」で、対策の中心はGoogleビジネスプロフィールの整備です。

  • Googleはランキング要素を公開しています。 「関連性」「距離」「知名度」の3つ。裏技ではなく、この3つを地道に高めることが唯一の正攻法です。

  • 訪日客の困りごとの多くは、来店前に解消できます。 観光庁の調査では、旅行中に困ったことの上位に「施設等のスタッフとのコミュニケーション」「多言語表示」が入っています。プロフィール上の写真・属性・商品情報が、この不安を先回りして減らします。

  • 店舗名にキーワードを入れるのはガイドライン違反です。 「〇〇店 免税OK Tax Free」のような店舗名はGoogleのガイドラインで明確に禁止されています。プロフィールの制限につながるため、正しい伝え方を本文で解説します。

  • 2026年11月1日のリファンド方式移行で、伝えるべき内容が変わります。 「その場で免税価格」から「税込で購入し、出国時の税関確認後に返金」へ。店頭表示とオンラインの表現を同時に見直す必要があります。

インバウンドMEOとは?訪日客が「その場で店を探す」ための対策

結論からお伝えします。インバウンドMEOとは、訪日外国人がGoogleマップやGoogle検索で近くの店を探したときに、自店を見つけてもらいやすくするための一連の対策です。

「MEO(Map Engine Optimization)」は日本で広く使われている呼び方で、Google自身がこの用語を使っているわけではありません。Googleの公式な呼び方は「ローカル検索結果」であり、その表示内容を管理する無料ツールがGoogleビジネスプロフィールです。つまりインバウンドMEOの実体は、「Googleビジネスプロフィールを、訪日客に伝わる形で整えること」に尽きます。

Webサイトの検索順位を上げるSEOとの違いは、対象が「今いる場所の近くで探している人」である点です。訪日客の行動を思い浮かべてください。

  1. 観光地を歩いていて、化粧品を買いたくなる

  2. スマートフォンで「drugstore near me」「免税 药妆店」などと検索する

  3. マップ上に表示された数店舗のうち、写真・評価・営業時間・「今営業中か」を見て1店に絞る

  4. ルート案内で来店する

この3の段階で選ばれるかどうかが、インバウンドMEOの勝負どころです。自社サイトを訪れる前に意思決定が終わっているため、サイトのSEOだけを頑張っても、この導線は取りこぼします。

なお、Googleは「オーナー確認を実施すると、検索結果にビジネス情報が表示される可能性が高くなります」と案内しています。まだオーナー確認が済んでいない店舗様は、ここが出発点です。

参照文献(H2-1)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法』https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google がビジネス プロフィールとローカル検索結果の情報を入手する方法と、それらの用途』https://support.google.com/business/answer/2721884?hl=ja

なぜ免税店にMEOが効くのか|訪日客の「困りごと」から考える

インバウンドMEOが効くのは、訪日客が来店前に抱えている不安を、プロフィール上で先回りして解消できるからです。

観光庁が2026年4月28日に公表した「令和7年度 訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」(調査期間:2025年11月18日〜2026年1月13日、回答者4,110人)では、旅行中に困ったこととして次の項目が上位に挙がりました。

順位

旅行中に困ったこと

割合

1

ごみ箱の少なさ

17.2%

2

施設等のスタッフとのコミュニケーション

15.4%

3

観光地の混雑

12.9%

4

公共交通機関の利用

11.3%

5

多言語表示の少なさ・分かりにくさ

10.9%

6

クレジットカード/電子決済の利用

10.7%

同調査では、困ったときの対応方法として「ICTツールを利用」した人がスタッフとのコミュニケーションで68%、多言語表示で57%にのぼりました。つまり訪日客は、困ったらまずスマートフォンを見る行動をとっています。

ここから導ける結論はシンプルです。「言葉が通じるか」「カードは使えるか」「免税に対応しているか」という不安が、来店の前にスマートフォン上で解消されていれば、その店舗が選ばれる確率は上がります。 そして、その情報を無料で提示できる場所が、Googleビジネスプロフィールです。

なお、日本の消費税免税店は2025年9月30日現在で64,499店(観光庁調べ)あります。旅行者から見れば「免税店であること」だけでは差がつきません。「どんな店で、何が買えて、どう対応してもらえるか」まで伝わっているかが、選ばれる分かれ目になります。

参照文献(H2-2)

観光庁『訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施しました』(2026年4月)https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_00039.html / 観光庁『令和7年度「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」調査結果』(2026年4月)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001998843.pdf / 観光庁『都道府県別消費税免税店数』https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001978053.pdf

Googleがローカル検索の順位を決める3要素は「関連性・距離・知名度」

MEOには裏技があるように語られることがありますが、Googleは順位の決まり方を公式に説明しています。 結論として、次の3要素です。

① 関連性(Relevance)

「検索語句とビジネス プロフィールが合致する度合い」です。Googleは「ビジネス情報をより正確に提供することで、検索語句との適合性を高められます」と案内しています。

店舗様がやること: カテゴリ・属性・商品・説明文を、訪日客が実際に打ち込む言葉に近づけて、正確に埋めること。

② 距離(Distance)

「検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離」です。ユーザーが位置情報を共有していない場合は、Googleが把握している情報に基づいて結果が表示されます。

店舗様がやること: 距離そのものは操作できません。だからこそ、住所とピンの位置を正確に登録することが唯一かつ最重要の対策です。ピンがビルの反対側に立っていると、ルート案内で迷わせ、来店を失います。

③ 知名度(Prominence)

「ビジネスがどれだけ広く知られているか」です。Googleは「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります」と明記しています。

店舗様がやること: クチコミを地道に増やし、返信すること(詳細はH2-6)。

この3要素のうち、店舗様が能動的に改善できるのは①関連性と③知名度です。以降で解説する7つの対策も、すべてこのどちらかに紐づいています。

参照文献(H2-3)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法』https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja

【対策1〜3】プロフィールの土台を作る

まず土台です。ここが崩れていると、以降の施策の効果が出ません。

対策1:オーナー確認を済ませ、基本情報を「空欄ゼロ」にする

Googleは、正確な住所、営業時間(特別営業時間を含む)、ビジネス種別、駐車場やWi-Fiの利用可否などの属性情報を入力するよう案内しています。

免税店・小売店舗で埋め漏れが多いのは、次の項目です。

  • 特別営業時間(年末年始、大型連休、臨時休業)

  • 電話番号(Googleは「個々のビジネス拠点に直接つながる電話番号を指定します」と案内しています。本部の代表番号ではなく店舗直通が原則です)

  • ウェブサイトURL(店舗ページがあるなら、トップページではなく店舗ページを指定します)

対策2:カテゴリは「中核事業に当てはまるものを、できるだけ少なく」

Googleのガイドラインは「中核事業に当てはまるカテゴリを、できるだけ少なく選択します」としています。関連しそうなカテゴリを大量に追加するのは逆効果です。メインカテゴリ1つを慎重に選び、実際に提供している事業だけをサブカテゴリに加えてください。

対策3:属性で「不安の答え」を先に出す

属性は、訪日客の「入っても大丈夫か」という不安に、来店前に答える機能です。Googleビジネスプロフィールでは、支払い方法、バリアフリー(車椅子対応の入口・トイレ・座席・駐車場など)、サービス内容といった属性を設定できます。

なお、属性には事業者が直接編集できるものと、来店した顧客からの情報に基づいて自動的に入力されるものがあります。編集できる項目はすべて自分で埋め、自動入力の項目は誤りがないか定期的に確認してください。変更の反映には通常10分ほど、場合によっては最大30日かかるとされています。

参照文献(H2-4)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google に掲載するビジネス情報のガイドライン』https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『ビジネスの属性を管理する』https://support.google.com/business/answer/9049526?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『業種を管理する』https://support.google.com/business/answer/7249669?hl=ja

【対策4〜5】言語に頼らず「何が買えるか」を伝える

訪日客とのあいだには言語の壁があります。だからこそ、文章ではなく写真と構造化された情報で伝える発想が有効です。

対策4:写真は「店内→商品→レジまわり」の3点セットで

Googleは、写真・動画でサービスを紹介すること、小売店では店舗商品を掲載することを推奨しています。訪日客の視点で必要なのは、次の3種類です。

写真の種類

訪日客が確認していること

外観(看板・入口)

「この建物で合っているか」(ルート案内の最後の数十メートルで見ています)

店内全景

「入りやすい店か、自分向けの店か」

商品棚・具体的な商品

「探しているものが本当にあるか」

レジまわり・決済端末

「自分の決済手段が使えるか」

とくに外観写真は軽視されがちですが、地図アプリのルート案内は建物の入口までは案内してくれません。看板が写った写真が1枚あるだけで、「たどり着けずに諦める」離脱を防げます。

対策5:商品・サービス・メニューを登録する

Googleビジネスプロフィールには、商品エディタ、サービス、メニューエディタといった機能があります。これらに登録した情報は、プロフィール上で構造化された形で表示されるため、日本語が読めない訪日客でも、商品名・写真・価格から判断できます。

免税店・小売店舗であれば、訪日客に人気の高い上位10〜20品目だけでも登録しておく価値があります。「何を売っている店か」が伝わることは、H2-3の「関連性」を高める行為でもあります。

参照文献(H2-5)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法』https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『商品エディタについて』https://support.google.com/business/answer/9124203?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『ビジネス プロフィールに表示されるサービスを管理する』https://support.google.com/business/answer/9455399?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『メニュー エディタについて』https://support.google.com/business/answer/9455840?hl=ja

【対策6】クチコミを増やして返信する|やってはいけないNG施策

「知名度」に直接効くのがクチコミです。ただし、やり方を間違えるとプロフィールが制限されるリスクがあるため、Googleの案内を正確に押さえておく必要があります。

Googleが推奨していること

  • クチコミの投稿をユーザーに促すこと。Googleが提供するクチコミ用のリンクやQRコードを活用する方法が案内されています

  • クチコミへ返信し、「顧客のフィードバックが重要であることを示す」こと

  • 肯定・否定の両方のフィードバックを大切にすること

  • 返信は「丁寧かつプロフェッショナル」に、「簡潔に」行うこと

  • 否定的なクチコミには「共感を示し」「速やかに」返信すること

Googleが固く禁じていること

「クチコミの投稿、クチコミの変更、否定的なクチコミの削除と引き換えに、無料または割引価格で商品やサービスを提供する」ことは「虚偽のエンゲージメント」として固く禁じられています。

「クチコミを書いてくれたら5%オフ」「レビュー投稿でノベルティ進呈」といった施策は、たとえ善意でもガイドライン違反です。訪日客向けのキャンペーンとして提案されることがありますが、実施しないでください。また、クチコミ投稿者の個人情報を公開したり、個人的に攻撃したりすることも禁止されています。

多言語のクチコミへの返信をどうするか

外国語のクチコミに返信する際は、「相手の言語」+「日本語または英語」を併記する運用が現実的です。機械翻訳を使う場合も、店名・商品名・固有名詞が正しく出ているかは人の目で確認してください。

返信は、投稿者本人だけでなく、これから来店を検討している他の旅行者が読んでいます。丁寧な返信が並んでいる状態そのものが、来店の判断材料になります。

参照文献(H2-6)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『クチコミを増やすためのヒント』https://support.google.com/business/answer/3474122?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google ビジネス プロフィールのポリシーの概要』https://support.google.com/business/answer/13762416?hl=ja

【対策7】大型連休・繁忙期に合わせて情報を更新する

Googleは営業時間について「顧客に対応可能な通常の営業時間を入力してください」と案内し、特別営業時間の設定を推奨しています。ここは、インバウンド対応でとくに効く運用です。

訪日客の来店は、送り出し国の連休カレンダーに強く連動します。たとえば2026年後半であれば、中国の中秋節(9月25日〜27日)と国慶節(10月1日〜7日)が大きな山になります。同じ時期に香港・台湾も休暇に入るため、9月下旬は中華圏の需要が重なる期間です。

このタイミングで確認すべきことは3つです。

  1. 特別営業時間を設定する — 連休中に営業時間を延長する/臨時休業する場合は、必ず反映します。「営業中と表示されていたのに閉まっていた」は、低評価のクチコミに直結します

  2. 写真を差し替える — 季節商品や連休向けの品ぞろえが写っている写真に更新します

  3. 投稿機能で最新情報を出す — セール、在庫、免税対応の案内などを短文で発信します

大型連休の日程と店舗側の準備手順は、中国の祝日・大型連休はいつ?2026-2027年と免税店の準備を解説で詳しく整理しています。

参照文献(H2-7)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google に掲載するビジネス情報のガイドライン』https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja / 中国政府網『国务院办公厅关于2026年部分节假日安排的通知』(2025年11月)https://www.gov.cn/zhengce/content/202511/content_7047090.htm

「免税対応」の伝え方|店舗名にキーワードを入れるのはガイドライン違反

免税店のMEOで、最もよくある失敗をお伝えします。店舗名に「免税」「Tax Free」「Duty Free」などのキーワードを追加することは、Googleのガイドライン違反です。

Googleは、ビジネス名について「実際のビジネスで一貫して使用し、認知されている(看板やビジネスレターなどで使用している)ブランド名を使用します」と定めたうえで、次のような要素の追加を明確に禁止しています。

禁止されている要素

Googleが挙げている例

マーケティングのタグライン

「ABC 銀行、日本一便利な銀行」

店舗コード

「UPS ストア - 2872」

営業時間情報

「ベストピザ 24 時間営業」

電話番号やURL

「エアポート ダイレクト 0120-123-1111」

商品・サービス情報

「ベライゾン ワイヤレス 4G LTE」

所在地情報

「ホリデーホテル(中央自動車八王子インターすぐ)」

「〇〇薬局 免税対応 Tax Free」という店舗名は、上表の「商品・サービス情報」に該当します。看板に「TAX FREE」と大きく掲示していても、それが登記・看板上の店名そのものでない限り、店舗名フィールドには入れられません。ポリシー違反はプロフィールの制限につながる場合があります。

では、どこで「免税対応」を伝えるか

店舗名以外に、伝える場所は十分にあります。

伝える場所

具体的な方法

ビジネスの説明

免税販売に対応している旨、対象条件(パスポート提示など)を記載する

属性

提供可能なサービス・支払い方法として設定できる項目を埋める

写真

店頭のTAX FREEサインや免税カウンターが写った写真を掲載する

商品

免税対象の人気商品を登録し、写真と価格を明示する

投稿

免税手続きの流れ、必要書類、所要時間を短文で案内する

自社サイト

免税手続きの案内ページを作り、プロフィールからリンクする

「店舗名を短く正しく、それ以外の場所で豊かに」——これがガイドラインに沿った、かつ結果的に成果が出るやり方です。

参照文献(H2-8)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google に掲載するビジネス情報のガイドライン』https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『ポリシー違反によるビジネス プロフィールの制限』https://support.google.com/business/answer/14114287?hl=ja

2026年11月「リファンド方式」移行でMEOの発信内容はどう変わる?

ここは、2026年に免税店がMEOを見直すべき最大の理由です。結論として、「その場で免税価格になる」という表現が、2026年11月1日以降は不正確になります。

国税庁によると、令和8年(2026年)11月1日から輸出物品販売場制度は「リファンド方式」へ移行します。店舗は税込価格(課税)で販売し、旅行者が出国時に税関で持ち出しの確認を受けた後に、消費税相当額を返金(リファンド)する流れに変わります。観光庁も「税関の確認を受けた場合のみ免税が成立します」と明記しています。

主な変更点

項目

現行方式(〜2026年10月31日の販売)

リファンド方式(2026年11月1日の販売〜)

販売時の価格

税抜価格で販売

税込価格(課税)で販売

消費税相当額

販売時点で免除

税関確認後に返金

一般物品と消耗品の区分

あり

廃止

消耗品の特殊包装

必要

不要

購入下限額

5,000円(税抜)

5,000円(税抜)※維持

購入上限額

消耗品に50万円の上限あり

廃止

出国期限

—

購入日から90日以内の出国時に税関確認

MEO上で見直すべき3点

  1. 説明文・投稿の表現を差し替える — 「Tax free price at the register(レジで免税価格)」といった表現は、移行後は誤解を生みます。「Purchase with tax, get a refund after customs confirmation at departure(税込で購入し、出国時の税関確認後に返金)」といった趣旨に改めます

  2. 写真を更新する — 特殊包装が不要になるため、包装作業の写真は差し替え対象です。逆に、返金の受け取り方法を示す掲示があれば、写真として有効です

  3. 投稿とFAQで「90日以内の出国」を案内する — 旅行者にとって新しい条件です。よくある質問として、購入時に説明する内容をオンラインでも先出ししておくと、店頭の説明時間が短縮できます

なお、返金のタイミングについて、国税庁のQ&Aでは法令で具体的なルールを定めているものではないとされています。返金方法や委託先の選定は店舗様ごとの判断となります。制度の適用可否や個別の手続きについては、所轄の税務署または税理士等の専門家にご確認ください。

参照文献(H2-9)

国税庁『輸出物品販売場制度のリファンド方式への見直し』https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shohi/menzei/201805/format/002.htm / 国税庁『消費税の輸出物品販売場制度に関するQ&A(リファンド方式・概要編)』https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shohi/menzei/201805/pdf/0025003-110_02.pdf / 観光庁『消費税免税店サイト|リファンド方式について』https://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/page01_000001_00019.html

効果測定|Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で見る指標

MEOは、やりっぱなしにすると効果が分かりません。Googleビジネスプロフィールにはパフォーマンスという管理画面があり、次のような指標を確認できます(ビジネスの種類により表示される指標は異なります)。

指標

何が分かるか

検索

プロフィールの表示につながった検索語句

閲覧数

プロフィールが表示された回数

インタラクション数

利用者が起こしたアクションの合計

ルート

ルート案内をリクエストされた回数

通話数

プロフィールから発信された電話の回数

ウェブサイトのクリック

サイトへ遷移した回数

商品/メニュー/特典

登録した情報が見られた回数

免税店・小売店舗で最も注目すべきは「検索」(検索語句)と「ルート」です。

検索語句を見れば、訪日客がどんな言葉で自店にたどり着いたかが分かります。想定していなかった言語や表現が出てきたら、その語をビジネスの説明や商品名に反映します。これがH2-3でいう「関連性」の改善サイクルです。

ルートは、来店の意思に最も近い行動です。閲覧数だけが増えてルートが増えていない場合、「見つかってはいるが選ばれていない」状態であり、写真・クチコミ・営業時間のいずれかに原因があります。

改善サイクルの回し方(月1回・30分)

  1. パフォーマンスで検索語句とルート数を確認する(10分)

  2. 想定外の検索語句を、説明文・商品名に反映する(10分)

  3. 新しい写真を3枚追加し、未返信のクチコミに返信する(10分)

月1回30分でも、続ければ着実に差がつきます。担当者と実施日を決めて、業務として固定してしまうのが最も確実です。

参照文献(H2-10)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『パフォーマンスの使用を始める』https://support.google.com/business/answer/7689763?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する』https://support.google.com/business/answer/9918094?hl=ja

インバウンドMEOに関するよくある質問

Q1. MEO対策の代行業者に依頼すれば、順位は上がりますか?

Googleが公表しているランキング要素は「関連性・距離・知名度」の3つで、これを外部から操作する手段は公式には存在しません。順位を保証する提案には注意が必要です。 業者に依頼する場合も、実施内容がGoogleのガイドラインに沿っているか(とくに店舗名へのキーワード追加、クチコミの対価提供)を必ず確認してください。

Q2. プロフィールを英語や中国語でも作れますか?

Googleビジネスプロフィールは、店舗ごとに1つのプロフィールを運用する仕組みです。言語別に複数のプロフィールを作成することは、重複掲載としてポリシー違反にあたる可能性があります。多言語対応は、写真・商品情報・属性といった「言語に依存しない情報」を充実させる方向で進めるのが安全です。

Q3. クチコミを書いてもらうために、割引やノベルティを渡してもよいですか?

いいえ。Googleは、クチコミの投稿や変更、否定的なクチコミの削除と引き換えに無料または割引価格で商品・サービスを提供することを「虚偽のエンゲージメント」として固く禁じています。

Q4. 悪いクチコミがついたら削除できますか?

内容がGoogleのポリシーに違反している場合は、報告して削除を依頼できます。ただし、単に評価が低いというだけでは削除対象になりません。 Googleは否定的なクチコミにも共感を示して速やかに返信することを推奨しています。返信内容は、他の旅行者にも読まれています。

Q5. MEOとSEO、どちらを優先すべきですか?

免税店・小売店舗で、来店が売上に直結する業態であれば、まずMEOです。 訪日客の多くは「今いる場所の近く」を探しており、その意思決定はマップ上で完結します。自社サイトのSEOは、比較・検討段階の顧客や、来日前の情報収集に効いてきます。

参照文献(H2-11)

Google ビジネス プロフィール ヘルプ『クチコミを増やすためのヒント』https://support.google.com/business/answer/3474122?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『ビジネス プロフィール上の不適切なクチコミを報告する』https://support.google.com/business/answer/4596773?hl=ja / Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google に掲載するビジネス情報のガイドライン』https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja

まとめ

  • インバウンドMEOとは、Googleマップ上で訪日客に見つけてもらう対策のこと。 実体はGoogleビジネスプロフィールの整備であり、オーナー確認が出発点です。

  • Googleは順位の決まり方を公開しています。 「関連性・距離・知名度」の3要素。店舗様が能動的に改善できるのは、情報の正確さ(関連性)とクチコミ(知名度)です。

  • 訪日客の不安は、来店前にプロフィール上で解消できます。 観光庁の調査では、スタッフとのコミュニケーション(15.4%)や多言語表示(10.9%)が旅行中の困りごとの上位に入っています。写真・商品・属性が、その先回りの答えになります。

  • 店舗名にキーワードを入れてはいけません。 「免税」「Tax Free」の店舗名への追加はガイドライン違反です。説明文・属性・写真・商品・投稿で伝えてください。

  • 2026年11月1日以降、「その場で免税」という表現は使えなくなります。 リファンド方式では税込で販売し、出国時の税関確認後に返金します。オンラインの表現と店頭表示を、同じタイミングで見直してください。


MEOで見つけてもらった後に問われるのは、店頭での免税手続きがスムーズかどうかです。2026年11月1日のリファンド方式移行にあたり、「自店の場合、何をどう変える必要があるのか」を具体的に確認したい店舗様へ。PIE VATが、現在のオペレーションに合わせた対応方法を個別にご案内します。 導入の可否を決める前の段階でも、お気軽にご相談ください。

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関連記事(内部リンク)

参考文献(※本文中は8ptで記載)

  1. Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法』https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja

  2. Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google に掲載するビジネス情報のガイドライン』https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja

  3. Google ビジネス プロフィール ヘルプ『クチコミを増やすためのヒント』https://support.google.com/business/answer/3474122?hl=ja

  4. Google ビジネス プロフィール ヘルプ『ビジネスの属性を管理する』https://support.google.com/business/answer/9049526?hl=ja

  5. Google ビジネス プロフィール ヘルプ『商品エディタについて』https://support.google.com/business/answer/9124203?hl=ja

  6. Google ビジネス プロフィール ヘルプ『パフォーマンスの使用を始める』https://support.google.com/business/answer/7689763?hl=ja

  7. Google ビジネス プロフィール ヘルプ『Google ビジネス プロフィールのポリシーの概要』https://support.google.com/business/answer/13762416?hl=ja

  8. 観光庁『訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施しました』(2026年4月)https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_00039.html

  9. 観光庁『令和7年度「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」調査結果』(2026年4月)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001998843.pdf

  10. 観光庁『都道府県別消費税免税店数(2025年9月30日現在)』https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001978053.pdf

  11. 国税庁『輸出物品販売場制度のリファンド方式への見直し』https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shohi/menzei/201805/format/002.htm

  12. 国税庁『消費税の輸出物品販売場制度に関するQ&A(リファンド方式・概要編)』https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shohi/menzei/201805/pdf/0025003-110_02.pdf

  13. 観光庁『消費税免税店サイト|リファンド方式について』https://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/page01_000001_00019.html

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